”児童発達支援あるく”のページ

児童発達支援あるく データ

定員   10名(但し、放課後等デーサービスとの多機能型)

契約児数  7名

他施設との並行利用児数 3名

医療的ケア児数 2名

支援プログラムに関して

お子様の発達段階に合わせた「療育」を行っています。「あるく」においての活動時間は、ご利用児まちまちですが、おおむね 10:00~16:00 が基本となっています。「あるく」のご利用児の人数上で「集団型」の「療育」は、難しいところがありますが多機能型(放課後等デイサービス他に生活介護)の特性を生かし同時に皆で参加できる支援プログラムを用意し補えるようにしています。例えば、現在行われている「腹式呼吸法」の時間(本来、職員向けに腰痛などの防止のため行われていましたが利用児者様が楽しんで参加しており、ダンスや歌などを皆さんで練習する場となっていて西郷文化祭などでその成果を発表しています。)他に合同での季節行事など。「小集団型」の「療育」を中心に据えて「長時間療育」の推進を図っています。「お友達とのかかわり」「集団での行動」など各児童の個々のは発達・発育段階に合わせて職員が個別にサポートや支援を行えることがメリットとなります。「個別の療育」は、一つの課題に対してその到達度合いが各児童それぞれです。その状況(体調を含む)に合わせて細やかな支援を行います。

われわれが大切にしていること!

自分の力でできることを増やすことです。

小学校に入学されるまでまた、個々に日々課題が沢山あります。でも、いろいろなこと感覚や運動機能、発達の遅れなどが見られていても日々皆さん成長しています。その積み重ねが次の一歩に繋がることをわれわれは知ってます。

一日の流れ

10:00まで 順次登所 各児童個別課題または、自由活動

10:30   おやつ 水分補給

10:45   朝の会

11:00   取り組み、課題

11:50   昼食準備

12:00   昼食

13:00   各児童個別課題または、自由活動

14:00   午後の会

14:30   おやつ 水分補給

15:00   各児童個別課題または、自由活動

16:00   降所準備 順次降所

2024/05月のスケジュール

202405スケジュール

5領域の対応

令和6年度の報酬改定により、児童発達支援 放課後等デイサービスは、5領域全てに沿って「療育」を行われるようになり、「療育内容」「運営方針」を見直し。個別支援計画の内容を変えその支援プログラムの作成・公表も義務化となりました。「5領域」とは、①健康・生活 ②運動・感覚 ③認知・行動 ④言語・コミュニケーション ⑤人間関係・社会性 となります。

それぞれの解釈(こども家庭審議会障害児支援部会 第5回 R6.3.28 参考資料3からの抜粋)

①健康・生活

ねらい

・健康状態の維持・改善
・生活のリズムや生活習慣の形成
・基本的生活スキルの獲得

支援内容

・健康状態の把握
健康な心と体を育て、健康で安全な生活を作り出すことを支援する。また、こどもの心身の状態をきめ細やかに確認し、平常とは異なった状態を速やかに見つけ出し、必要な対応することが重要である。その際、意思表示が困難であるこどもの障 害の特性及び発達の過程・特性等に配慮し、小さなサインでも心身の異変に気づけるよう、きめ細かな観察を行う。
・健康の増進
睡眠、食事、排泄等の基本的な生活のリズムを身に付けられるよう支援する。また、健康な生活の基本となる食を営む力の育成に努めるとともに、楽しく食事ができるよう、口腔内機能・感覚等に配慮しながら、咀嚼・嚥下の接触機能、姿勢保持、手指の運動機能等の状態に応じた自助具等に関する支援を行う。さらに、病気の予防や安全への配慮を行う。
・リハビリテーションの実施
日常生活や社会生活を営めるよう、それぞれのこどもがもつ機能をさらに発達させながら、こどもに適した身体的、精神的、社会的支援を行う。
・基本的生活スキルの獲得
こどもが食事、排泄、睡眠、衣類の着脱、身の回りを清潔にすること等の生活に必要な基本的技能を獲得できるよう、適切な時期に適切な支援をこどもの状態に応じて支援する。
・構造化等により生活環境を整える
生活の中で、さまざまな遊びを通した学びが促進されるよう環境を整える。また、障害の特性に配慮し、時間や空間を本人に分かりやすく構造化する。

②運動・感覚

ねらい

・姿勢と運動・動作の向上
・姿勢と運動・動作の補助的手段の活用
・保有する感覚の総合的な活用

支援内容

・姿勢と運動・動作の基本的技能の向上
日常生活に必要な動作の基本となる姿勢保持や上肢・下肢の運動・動作の改善及び 習得、関節の拘縮や変形の予防、筋力の維持・強化を図る。
・姿勢保持と運動・動作の補助的手段の活用
姿勢の保持や各種の運動・動作が困難な場合、姿勢保持装置など、様々な補助用具等の補助的手段を活用してこれらができるよう支援する。
・身体の移動能力の向上
自力での身体移動や歩行、歩行器や車いすによる移動など、日常生活に必要な移 動能力の向上のための支援を行う。
・保有する感覚の活用
保有する視覚、聴覚、触覚等の感覚を十分に活用できるよう、遊び等を通して支援する。
・感覚の補助及び代行手段の活用
保有する感覚器官を用いて状況を把握しやすくするよう眼鏡や補聴器等の各種の補助機器を活用できるよう支援する。
・感覚の特性(感覚の過敏や鈍麻)への対応
感覚や認知の特性(感覚の過敏や鈍麻)を踏まえ、感覚の偏りに対する環境調整等の支援を行う。

③認知・行動

ねらい

・認知の発達と行動の習得
・空間・時間、数等の概念形成の習得
・対象や外部環境の適切な認知と適切な行動の習得

支援内容

・感覚や認知の活用
視覚、聴覚、触覚等の感覚を十分活用して、必要な情報を収集して認知機能の発達を促す支援を行う。
・知覚から行動への認知過程の発達
環境から情報を取得し、そこから必要なメッセージを選択し、行動につなげるという一連の認知過程の発達を支援する。
・認知や行動の手掛かりとなる概念の形成
物の機能や属性、形、色、音が変化する様子、空間・時間等の概念の形成を図ることによって、それを認知や行動の手掛かりとして活用できるよう支援する。
・大小、色、数量等の習得
形の大きさ、色の違い、数量、重さ等の習得のための支援を行う。
・認知の偏りへの対応
認知の特性を踏まえ、自分に入ってくる情報を適切に処理できるよう支援し、認知の偏り等の個々の特性に配慮する。また、こだわりや偏食等に対する支援を行う。
・行動障害への予防及び対応
感覚や認知の偏り、コミュニケーションの困難性から生ずる行動障害の予防、及び適切行動への対応の支援を行う。

④言語・コミュニケーション

ねらい

・言語の形成と活用
・言語の受容及び表出
・コミュニケーションの基礎的能力の向上
・コミュニケーション手段の選択と活用

支援内容

・言語の形成と活用
具体的な事物や体験と言葉の意味を結びつける等により、体系的な言語の習得、自発的な発声を促す支援を行う。
・受容言語と表出言語の支援
話し言葉や各種の文字・記号等を用いて、相手の意図を理解したり、自分の考えを伝えたりするなど言語を受容し表出する支援を行う。
・人との相互作用によるコミュニケーション能力の獲得
個々に配慮された場面における人との相互作用を通して、共同注意の獲得等を含めたコミュニケーション能力の向上のための支援を行う。
・指差し、身振り、サイン等の活用
指差し、身振り、サイン等を用いて、環境の理解と意思の伝達ができるよう支援する。
・読み書き能力の向上のための支援
発達障害のこどもなど、障害の特性に応じた読み書き能力の向上のための支援を行う。
・コミュニケーション機器の活用
各種の文字・記号、絵カード、機器(パソコン・タブレット等のICT 機器を含む)等のコミュニケーション手段を適切に選択、活用し、環境の理解と意思の伝達が円滑にできるよう支援する。
・手話、点字、音声、文字等のコミュニケーション手段の活用
手話、点字、音声、文字、触覚、平易な表現等による多様なコミュニケーション手段を活用し、環境の理解と意思の伝達ができるよう支援する。

⑤人間関係・社会性

ねらい

・他者との関わり(人間関係)の形成
・自己の理解と行動の調整
・仲間づくりと集団への参加

支援内容

・アタッチメント(愛着行動)の形成
人との関係を意識し、身近な人と親密な関係を築き、その信頼関係を基盤として、周囲の人と安定した関係を形成するための支援を行う。
・模倣行動の支援
遊び等を通じて人の動きを模倣することにより、社会性や対人関係の芽生えを支援する。
・感覚運動遊びから象徴遊びへの支援
感覚機能を使った遊びや運動機能を働かせる遊びから、見立て遊びやつもり遊び、ごっこ遊び等の象徴遊びを通して、徐々に社会性の発達を支援する。
・一人遊びから協同遊びへの支援
周囲にこどもがいても無関心である一人遊びの状態から並行遊びを行い、大人が介入して行う連合的な遊び、役割分担したりルールを守って遊ぶ協同遊びを通して、徐々に社会性の発達を支援す
る。
・自己の理解とコントロールのための支援
大人を介在して自分のできること、できないことなど、自分の行動の特徴を理解するとともに、気持ちや情動の調整ができるように支援する。
・集団への参加への支援
集団に参加するための手順やルールを理解し、遊びや集団活動に参加できるよう 支援する。